尾瀬沼の日々 ブログトップ
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10月25日 雪 [尾瀬沼の日々]

おはようございます。

とうとう尾瀬沼にも雪が降りました。


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10月24日の夕方、休暇から尾瀬にも戻ると
12曲がりのあたりから雪が舞い、三平峠では木道が白くなるほど雪が積もっていました。

そして25日の朝、
起きると燧ケ岳の頭は真っ白に輝いておりました。

仕事がひと段落した8時頃、私がカメラを持って行く頃まで雪は溶けることなく残っていました。
が、本日は日差しの気持ちいいお天気です。
きっと雪は溶けてしまうことでしょう。

寒くなると空気がパリッと澄み、どこまでも静かにそして透明に感じます。
カラマツが黄金色に紅葉し真っ青な青空に反し輝きを増します。

静かな尾瀬、ぜひ暖かい格好でおいでなさってコーヒーでも飲みませんか。
それはそれは格別に美味しいと思います。

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10月17,18日 秋の渋沢で一泊 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

秋晴れの気持ちの良い青空の下
尾瀬で働く者たち同士で秋の色濃い渋沢温泉小屋へと一泊で遊びに行きました。

ルートは御池から車で小沢平へ行き、渋沢までのピストンとゆっくりコースです。

沼山~御池間に見えるブナ平ではまだ色付き始めた感じに見えましたが
紅葉は日に日に進むため何とも言えませんね。
でも想像以上に御池の紅葉は黄色が色濃く見られました。


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小沢平からの紅葉はまだまだ緑の部分が多くこれからが見頃でしょうね。
しかし落葉が多くふかふかの土の上を歩くのは本当に気持ちがよいものです。
大きなブナの森をゆっくりゆっくり感じ歩きます。

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「今年はブナの実少ないね、」
「熊棚がなかなか無いね、今年は栗の木に多いみたいだよ、」
「あ、コマユミが真っ赤だ!」
「これはテツカエデ、これはウリハダカエデ、」
みんな自然も尾瀬も大好きなので会話も弾みます。

次の日はあいにくの雨模様でしたが雨になるとあの大好きな動物が出てきてくれます。
そう、アズマヒキガエル。通称あずさんです。ああ可愛い。

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他にも秋はキノコに木々の実など沢山自然の恵みが多くみられます。
大好きな森の中たくさんの発見をして、大きな声で笑い歩く。

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長い長い冬が来る前に、もう少しもう少しだけ尾瀬を五感で感じたいと思います。



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・宇宙人みたいなツルアリドウシ
・カエンタケに立派なナメコ



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10月4日 雨があがったら、、、 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

本日は休暇で尾瀬ケ原へ出かけました。
お天気はあいにくの曇り。
草紅葉は若干終わりかけですが、木々の紅葉もだいぶ進み
色とりどりの森の中を歩くのは気持ちが良かったです。
時折射す光りがブナやカエデ、とちの木、ナナカマドの紅葉した森を
より一層明るくして、
雨で濡れて滑る木道を見て、美しい紅葉を見て、と忙しい(笑)
また、落ちた葉っぱも色鮮やかで足元が弾みます。

そんな今日は尾瀬の各小屋を巡って
その小屋さんにあるスタンプを押す尾瀬スタンプラリーを勝手に開催し
見晴~東電~山の鼻~竜宮というコースにしました。
結構と各小屋さんのスタンプは充実しており可愛いものもすごく多いです。
ですのでぜひお泊りの際には
スタンプをポンと押しより素敵な思い出をお持ち帰りくださいね。


そしてグズついていていたお天気も
お昼過ぎには雨が上がり
なななんと、大きな大きな二重の虹が現れました!!

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光りで湿原はキラキラと輝き空には大きな虹。
まるで、今年もよく頑張ったね、と尾瀬からご褒美を頂いたような気持ちになりました。





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9月11日 今日はヘリの日 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

本日は月に二回のヘリの日です。
尾瀬では車は入らず、物資の輸送は殆どがヘリコプターになります。
そのためジュースやお菓子などが少々お値段がお高いのも
その運送費が入っているからなのです。

ヘリの日は従業員総出で
下へ降ろす荷物をヘリポートへ移動しモッコにまとめ準備をまとめておきます。
予定の時刻に天気が不安定であればヘリは飛ばず、延期になったり時間が押すこともあります。

しかしこの日はお天気に恵まれ、定刻通りにヘリは飛びました。
飛んできた重たい荷物や新鮮な野菜をリヤカー使い今度はせっせと運びます。
きっとヘリのお兄さんから見たら働きアリのようでしょうね。

ヘリの日は時間も左右され、汗まみれ埃まみれになり大変ですが
美味しいお菓子やアイスクリームが届くので従業員は大喜びです!(笑)


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・埃が立たないよう水撒き。虹が出来ました

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・ヘリの風圧は凄まじい!!


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9月6日 見ごたえのある夕焼け [尾瀬沼の日々]

こんばんわ。

本日は丁度夕日の上に雲があり皆で
「これはいい雲だね。」
「焼けるかな?」
「焼けるといいね」
なんて言いながら夕食を食べていました。

刻々と変わる景色。
黄金色の太陽が沼を照らし、静かに沈んでいく。

夕焼けは陽が沈んでからが美しい、なんて誰かが言ってましたね。

時間にしてだいたい夕方6時。
カマッ堀まで行き、お客様やスタッフで夕焼けを楽しむ素晴らしい時間でした。

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9月4日 美しいアケボノソウ [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

ゆっくりと尾瀬を歩くと間近で季節の移ろいを感じることが出来ます。
もう、夏は過ぎ去り秋の気配。
雲の形も空の色も、体を通り抜ける風も、太陽の日差しも
その日差しを遮る木々の葉っぱの色も
五感で感じる全てが夏を名残惜しく、また秋の始まりにわくわくします。

そんなこの季節に花咲く花、私の一番大好きな花、アケボノソウに会いに
尾瀬ヶ原までお散歩です。
何度見ても見飽きることなく、花の模様の美しさには言葉が出ません。
しかしなぜ尾瀬ケ原には咲いて尾瀬沼では見かけないんでしょうかね?

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丁度この日はお昼時から雷雨となり、ゆっくりと雨音と温かいチャイでひと休み。
三時過ぎには雨も上がり、雨に濡れた草木が輝きを増しますが
背丈の高い、ヨシやカヤで足元はぐっちょり。

晴れると小鳥たちがチッチ、ピーピー、ガサガサと森の中で遊び
ヒラリヒラリとトンボや蝶が舞い
雨が降ると木道にはカエルやイモリが姿を現す。

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自然と身近に居られるこの環境は、とてつもない幸福なことですね。





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8月24日 トウヤクリンドウが、、、 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

ここ最近お昼までは青空の広がる気持ちの良いお天気で
お昼を過ぎたころから怪しい雲が顔を出し
雨が降り、時には雷がなり、夕方過ぎには雨上がりの涼しい風が吹く。
そんな夏の終わりのようなお天気が続いています。

本日は休暇で燧ケ岳へ登りに行きました。
ルートはナデックボから御池へ。
今回の目的は「トウヤクリンドウに会いに行くツアー」です。
お天気の中、ぐんぐんとナデックボを登り振り返れば沼尻、尾瀬沼、広がる山々。
その景色は何度見ても美しく心安らぎます。

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燧ケ岳の頂上、柴安のお花畑へ向かうと
オヤマリンドウ、ヤマハハコ、ハクサンフウロ、アザミなど様々なお花が咲いていますが
トウヤクリンドウが見当たらない・・・。
何度もうろうろ見て回りますが見当たらず・・・。

まだ出会えない運命ってことなのでしょうか。

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頂上を後にし、熊沢田代、広沢田代と向かいます。
キンコウカで湿原は金色に染まりイワショウブがゆっくりと風に揺られ
たくさんのトンボが空を舞い、アキアカネは太陽を沢山浴び真っ赤に染まって行きます。
本当に気持ちの良い風景です。

御池手前で急な大雨に振られ全身ずぶ濡れ。
皆さまはちゃんと雨具を忘れないでくださいね(笑)

そして沼山峠では今年もちゃんと出会えました!
シャクジョウソウに。
なかなか見つけずらいですが沼山のピーク辺りの木道脇にありますのでよく足元を観察してみてください。

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そして小屋の周りや湿原にも夏の終わりを告げる様々な花達が花を開いています。
夏が終わると思うと心なしか淋しく感じます。

あと、沼の畔にイトキンポウゲが咲いています。
長く務めている方のお話だと年々増えている!?だとか。
とても小さなお花なので踏まずにそっと眺めて下さいね。

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8月19~21日 奥鬼怒ツアー [尾瀬沼の日々]

こんにちは。
 
今年も昨年同様、尾瀬沼から奥鬼怒、さらに根名草山を越えて金精峠へ抜けるツアーが
3泊4日の行程で行われました。
昨年はあいにくの雨でしたが、今回はお天気に恵まれ景色と森林浴を楽しみ
素晴らしい山歩きとなりました。

1日目、夕方までに尾瀬沼の長蔵小屋に到着。ここまでのルートは自由
2日目、尾瀬沼~黒岩山・奥鬼怒経由、奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉泊
3日目、日光沢~根名草山~金精峠に下り、迎えの車で戸倉はロッジ長蔵にて打ち上げ
4日目、朝食後、解散

以下、簡単なコースタイムの記録を掲載します。



8月19日(日)
5:00 尾瀬沼 長蔵小屋 発
6:10 送電塔(朝食15分)
7:15 赤安清水(休憩)
8:50 絶景岩
9:40 黒岩分岐(休憩)
10:30 小松清水(休憩)
12:00 鬼怒沼 (昼食40分)
15:45 日光沢温泉 着

休憩はそれぞれ約10分程(上記以外にも休憩あり)


送電塔までは朝靄に包まれ、小淵沢でもまだ真っ白ガスの中。
徐々に日が昇ると青空も顔をだし、森の中のは木漏れ日の美しい光りと朝露でキラキラと輝きが増します。
苔むしる道は本当に美しく、倒木さえも絵になります。
足元にはカニコウモリ、ツルリンドウ、イチヤクソウが花咲き、
絶景岩付近ではアカモノが見事に実をつけ、
オサバグサの葉もあちらこちらに見られます。
鬼怒沼湿原ではゆっくりと金沼の前で腹ごしらえ。
燧ケ岳もくっきり見え、キンコウカ、キリンソウ、なんとタテヤマリンドウもまだ咲いていました。
ほぼコースタイム通りの行程で日光沢に到着し温泉にどっぷりつかり
美味しいお酒とご飯で乾杯!
日光沢温泉のお米はキラキラと輝いていて、
とても美味しく皆さんお代わりが止まりません。
静かな夜更けと共に語らいは進みますが、また明日もあるので早目に就寝です。

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・小淵沢田代は朝もやの中
・送電塔で朝ごはん

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・カニコウモリ、アカモノが綺麗でした

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・鬼怒沼から燧ケ岳がくっきり!
・昼食で乾杯!カステラ&ブランデー美味しかったなぁ

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・鬼怒沼は天国

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・美味しいご飯とイワナの骨酒でいただきます。



8月20日(月)
7:30 日光沢温泉 発
9:00 手白沢分岐(休憩)
9:45 第一ガレ場(ガレ場過ぎた斜面で20分休憩)
11:00 根名草山(軽食・昼食30分)
12:00 念仏平避難小屋(軽食・昼食30分)
14:10 金精峠(休憩)
14:30 金精峠駐車場
15:30 ロッジ長蔵 着

休憩はそれぞれ約10分程(上記以外にも休憩あり)


2日目は谷底から一気に標高差950m余りを登り、根名草山の頂上を目指します。
朝の日差し、朝露がまぶしく、昨日よりもお天気は良く青空が広がります。
展望も素晴らしく
燧ケ岳は勿論、会駒、景鶴、至仏、笠ヶ岳、上州武尊、
昨日通った黒岩、鬼怒沼もくっきり見え、遠く沼尻湿原まで見え
「あぁずいぶん歩いたね」と、笑顔になります。
行く先には日光白根、菅沼、中禅寺湖、戦場ヶ原に鎌田の街並みまで見えました。
特に、菅沼の色は青空よりも青く、本当に美しかったです。

最後に金精峠の急な下りを安全に下り、奥鬼怒ツアーも終わり。
とても名残惜しい程、素敵なルートでした。
ロッジに戻り、温泉で汗を流し美味しい夕食と楽しかったツアーの話で盛り上がりました。

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・二日目も元気に行ってきます!

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・一番高い山が黒岩山、そこから谷底の日光沢までこんなに下りました

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・絶景!!!

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・菅沼に上州武尊


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8月10日 燧祭り [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

今日は8月10日、長蔵小屋には所縁のある一日となります。
平野長蔵氏の誕生の日でもあり、長蔵氏が燧ヶ岳へ石の祠を持って上がりまつった日でもあります。
そうです、燧祭りです。

今回、久し振りに従業員数名でご来光登山をして参りました。
夜中の2時半に沼を出発。
月は半月でぼんやりと空を照らし、東の空には星が輝く。
夜の闇も、全てを飲み込む静かさも、まだ眠っている森も
全てをゆっくりと感じながら歩きます。
 
ミノブチ手前で空がうっすらと明るく明けだし、雲が赤く染まります。
しかしミノブチはガスの中。ただただ青白い世界。

ご来光は期待できないけど、ちゃんとお参りをしに行かねば。
マナイタグラに着いたとき、強風の中、数分の中でしたが雲の途切れ途切れで
太陽が顔を出しました。

雲海を照らし、後方の山々も姿をあらわし、空は青い。
本当に美しい瞬間でした。


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その後、お参り、お神酒、賽銭回収を済ませ、後にします。


また今年も無事で過ごせたこと、
皆の安全、健康、日々の幸せに感謝し、また来年と。

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8月5日 ヤナギランの丘へ [尾瀬沼の日々]

こんにちは。
梅雨が明けここ最近は晴れ間が続き、青い空に白い雲、ひんやりと涼しいそよ風の
尾瀬の夏が続いております。
そんな晴れ間に、そろそろ咲いたかな?と、ヤナギランの丘までのんびりお散歩です。

大江湿原ではコオニユリの鮮やかなオレンジが色や、オタカラコウの黄色、オゼミズギクの黄色、ノアザミの赤ピンクだけではなく
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今はコバギボウシ、サワギキョウの紫がだいぶ目立って参りました!!
湿原の緑に、爽やかな紫は夏らしく、とても相性がいいですね。

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夏と言えば、夏の風物詩、花火。
シシウドの花は大きな打ち上げ花火のよう。

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ヤナギランの丘では遠くから見てうっすらピンク色がわかるくらいで、咲き始めの様子。
空に向かって一直線に伸びる姿は美しいです。

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この時期のお散歩は、風にゆらゆらと花々は揺られ、草花がカサカサと揺れる音を聞きながら太陽を浴び歩くのはとっても気持ちがいいもんです。
心も体もスーッと軽くなります。

小屋の周りでは
水場の前のトリカブトが一輪咲き始めました。
元長蔵小屋前のベンチ付近や沼の畔ではトモエソウが咲き、
カマッ堀ではオゼヌマアザミが花開こうとしていました。

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