7月4日 ぐるっと尾瀬、お花畑 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

お久しぶりです。
暫くブログアップできず申し訳ありません。

尾瀬でも少しずつ空高く、青く、夏雲がもこもこと顔を出し
夕方には天気が崩れ、半袖でも寒くないくらいに少しずつ夏がやって参りました。

そんな中、休暇で久し振りに尾瀬を満喫しに歩きます。
コースは
午後より、尾瀬沼~白砂~尾瀬ケ原~山の鼻地区一泊
翌日、至仏山~鳩待~アヤメ平~白尾・皿伏で沼に戻る。

天候も比較的良く、平日は人も少なく混雑することなく歩けました。

今の時期の尾瀬ヶ原では様々な花々が色とりどりに湿原を飾ります。
先ず第一に目につくのは、「ワタスゲ」です。
今年は大分多いのか、あちらこちらで風に揺られとても気持ち良さそう。
特に上田代(牛首~山の鼻)では真っ白になるくらい美しいです。

他にもレンゲツツジの鮮やかなオレンジ
カキツバタの濃い紫(今年は少し少ないかな?)
ヤマドリゼンマイの明るい緑が特に湿原を華やかにしてくれています。

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小さな、タテヤマリンドウ、イワカガミ、ヒメシャクナゲ、などとっても愛らしい!
あ、トキソウ、ハナニガナ、ヤナギトラノオも咲き始めました!

ニッコウキスゲは気の早いのが二輪だけこっちを見ろ!と言わんばかりに咲き
池塘には3株オゼコウホネがひょっこり顔を出していました。

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しかし、こんなにヤチヤナギはあったけか?と思うくらい多く
美しい湿原、素敵な花々は大丈夫?と湿原の乾燥化が心配になります。

心配と言えば去年の夏の終わりに
尾瀬ヶ原が水没するくらいの豪雨があり、竜宮小屋脇の沼尻川も氾濫し
多くの草花がなぎ倒され下山するまでその爪痕はいたるところで残っていました。
が、一冬越えまた春がやって来るとそんな形跡はどこにあったけか?と思うくらい
植物は元気に育っていました。

本当に自然は逞しい。

そんな事を思いつつ、尾瀬ヶ原の真ん中をずんずん歩くのは本当に気持ちがいいものです。

山の鼻地区では間近でセンダイムシクイが大きな声で鳴いていました。
本当に「焼酎グイー」って鳴くもんだから一人で大笑いしてしまいました。

夕方から降っていた雨も朝には止み
青空と朝露でキラキラと輝いています。そんな中7月から入山解除された至仏山へ!

山の鼻から登り森林限界を越え振り返るとそこには尾瀬ケ原を一望できる素晴らしい景色。
暑い日差しが射し、汗は止まらない。
しかし心地よい冷たい風が吹き疲れもいっぺんする天然クーラー。
本当に山登りは気持ちがいいもんです。

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高天ヶ原のお花畑は今年もちゃんと待っていてくれました!
7月上旬ですから花々のピークよりは早いですがそれでも沢山の花々が居ます。

面白い形のクモイイカリソウ。

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皆の人気者ホソバノヒナウスユキソウ。

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可憐なミヤマダイモンジソウ。

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ピンクで可愛らしいユキワリソウ。

とても立派なハクサンイチゲ。

隣を歩いてた若い女子が言ってたガチャピンムックのムックみたいな(笑)タカネシオガマ。

他にもジョウシュウアズマギク、イワイチョウ、キバナノコマノツメなどなど。

一年ぶりに行くもんだからなかなか花の名前がすぐ出てこなくてまだまだ勉強不足と精進するばかりです。

まだ少しだけ残雪もありますがすぐ溶けてしまうことでしょう。

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鳩待までの下りや、アヤメ平までの樹林帯では少しずつギンリョウソウが顔をだしていました。
ユキザサやマイズルソウが花開き可憐で素敵であります。

白尾・皿伏でもミツバオウレンやアカモノが咲き飽きることなく歩けます。

そして晴れたアヤメ平は本当に気持ちがいい!
燧ケ岳と至仏山を両方にそびえ新潟、群馬、栃木の山々を望み
足元には高山植物。

まだまだ復元の後は残っていますが、ゆっくりと自然の力を待つばかりです。

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この時期にしか会えない花々
この時期に感じる自然の雄大さ
何度歩いても楽しく増々尾瀬が好きになるばかり。

そして、小屋の赤い屋根が見えるとホッと安堵が広がります。
沢山の出会いに感謝して。


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