7月25日 ぐるりと燧一周 [尾瀬沼の日々]

こんにちは。

お久し振りです。
だいぶブログアップの時間が空いてしまい申し訳ありませんでした。

さて、本日は
白砂~見晴~裏燧~御池~沼、と燧ケ岳の周りをぐるりと一周コースで歩きました。
久し振りにゆっくりと歩くことができたので
こんなにも沢山の花々が咲いていた事に驚きの連続でした。

沼尻湿原に着くとまず目に付くのはキンコウカ。
あぁ、もうキンコウカが咲いてる!!と嬉しいような淋しいような。
だって、尾瀬の短い夏が駆け足で走り去ってしまうから。
でも、キンコウカが咲くと湿原はより一層に輝きを増し、
地上の星空の様に美しく光っております。

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他にもモウセンゴケの花が細く白くにょろりと顔を出しているのが
とっても愛らしいです。
今回早い時間に沼尻に訪れたので池塘のヒツジグサはまだ朝寝坊中でした。

白砂湿原で一息入れ、ほっと周りをみると足元にちょうどトンボが脱皮し体を乾かしている所に遭遇!
ものすごーく、触って見たかったですがここはぐっと我慢。
よく観察し写真に収めました。
こんな小さなヤゴから、あの大きな体が入っていると思うとまた驚きです。
無事、飛び立っていけたことを願います。

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白砂峠では沢山の鳥たちの鳴き声を耳にします。
ウグイス、メボソムシクイ、ウソ、コマドリはなんとか分かりますが
アオジ、ノジコ、コルリの鳴き声はまだまださっぱり。
今回一緒に同行させていただいた友人に教わるも、
難しい、見つからない、見えない、の三拍子揃いまだまだ勉強不足ですね。

そしてもうだいぶ終わりかけですがショウキランも株で立派に咲いていました。
何度見ても、花の表情が面白く(人の驚く顔に見える)飽きないお花ですね。
あっ!イチヤクソウも咲き出し、森の中に映える映える!美しいですね~。

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尾瀬ヶ原に着くとまず、風が違う。
生ぬるい風が吹き、広がる尾瀬ケ原に心躍ります。
だって、たくさんお花が咲いているですもの!!

ミズチドリも真っ白に凛と立ち、
サワヒヨドリにはヒョウモンチョウが花の蜜を吸い
足元にはベニバナロウゲの色っぽい色でこちらの見つめ
コバギボウシも元気に花開き
何度見ても表情の面白いカキラン
ネジバナ、コアニチドリもひっそり咲いています
ひと際、夏を鮮やかに彩るコオニユリ
背高のっぽのオタカラコウ、マルバダケブキ、オオウバユリも立派!

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段吉新道を通り、御池へ向かいます。
林道内にはフデリンドウが咲いているはずですが今回は見つけられませんでした。
ブナは生い茂り、ほおの木の葉っぱのやはり大きい。
ハクサンシャクナゲも綺麗に咲いています。
サンカヨウは花が終わり実になり、
吊り橋を渡った先の山ブドウは今年も実るかな?

そして、沼山~大江を歩き小屋へと戻ります。
峠ではヤマハハコが顔を出し始め、湿原ではワレモコウも顔を出し始めていました。
大江川沿いのシシウドは凄く立派でした。

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最後に今年のニッコウキスゲは鹿の食害が酷くほとんどが蕾のうちに食べられてしまい
咲いているのは沼尻分岐のベンチあたりのみ。本当に残念であります。
しかし、自然の力は偉大。来年を楽しみに、今回も楽しい尾瀬歩きでした。

ちなみに、7月26日には尾瀬も梅雨明けをしましたので
これから真っ青な青空の下、爽やかな風を感じ、元気に歩くことができますね。
短い尾瀬の夏を是非体感しにいらしてください。




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